もっとDjangoを好きになる「Pinax」
フレームワークは得てしてそうだが、本体だけでもある程度の開発効率向上が臨めるが、そこにプラグインが加わることでさらに便利になるものだ。Railsの場合でもタグやユーザ管理、OpenIDなど様々なプラグインが存在している。これらがRailsの魅力を高めているのは間違いない。
Djangoを使った開発の際にはまずチェックしよう
同様の試みをDjangoで行うオープンソース・プロジェクトがPinaxだ。PinaxはGoogle Code上にホスティングされており、様々なプラグインを開発、提供している。
主なものを挙げると、OpenID、メールアドレス確認、パスワード管理、サイトアナウンス、通知システム、ユーザ同士のメッセージング、簡易的なtwitterクローン、アバター、グループ、タスク管理、Wiki、ブログ、ブックマーク、タグ、アドレス帳インポート(Gmail、Yahoo、vCard)、写真管理などだ。
プラグインリスト。主にコミュニケーション系が多いようだ
これらはそれぞれ別なプロジェクトとしてGoogle Code上で開発されているが、それらを統括しているのがPinaxになる。Pinaxを使うことでSNSを作ったり、Wikiシステムを作ったりすることが容易にできるようになる。
すでにCloud27というSNSや健康管理のfoodsel、地図を投稿するTrailmappingといったサイトがPinaxを使って作られている。こうしたライブラリを活用することで、Djangoを使った開発が手早くなるのは間違いないだろう。
PinaxはDjangoにおけるキラーコンテンツになるかも知れない。Djangoを使って開発する際には、まず目を通しておくのが良さそうだ。
Cloud27。Pinaxを使って開発されている
Pinax