最近のフレームワークではMVCが重視されている。確かに、各要素が分かれていることで分業もしやすく、問題の切り分けもしやすくなる。こうした傾向はアプリケーションの高度化、難度が高まるにつれて需要が高まってきた。

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JavaScriptMVCの説明ページ

 

となれば、最近のWebアプリケーションで多用されるようになったJavaScriptでもこうした取り組みが必要になってくるのは間違いない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJavaScriptMVC、JavaScriptで実装するMVCフレームワークだ。

JavaScriptMVCはリッチなWebアプリケーションを実装するためのフレームワークで、REST APIを通じて取得するモデル、クライアントサイドのビュー、イベントハンドラをかねたコントローラの三つがベースになる。

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コントローラ

 

さらにプラグイン機能や、外部ファイルを動的に取り込むインクルードによって、高度なWebアプリケーションを実現させることができる。対応ブラウザはIE6/7、Firefox、Opera、Safariとなっている。

例えばWebベースのFTPクライアントであるF->IT、エラーレポーティングシステムのDamnIT、GoogleマップのマッシュアップであるTraffikなどがJavaScriptMVCとのことだ。これらを参考にしてもらえればJavaScriptMVCの有効性が見えてくるだろう。

 

JavaScriptMVC

 http://javascriptmvc.com/

javascriptmvc - Google Code

 http://code.google.com/p/javascriptmvc/