絵も文字も書ける付箋紙ソフトウェア「SketchBox」
付箋紙は仕事でもプライベートでも便利に使えるツールだ。机やディスプレイにぺたぺたと貼っている人も多いだろう。コンピュータ向けにも付箋紙ソフトウェアが数多く存在するが、大抵キーボードから文字を入力するものばかりだ。
全体図
これではアナログな付箋紙で実現されている柔軟性が感じられない。もっと柔軟に、そしてコンピュータならではの機能を付け加えたのがこのソフトウェアだ。
今回紹介するフリーウェアはSketchBox、Mac OSX向けの付箋紙ソフトウェアだ。
Mac OSXには元々スティッキーズと呼ばれる付箋紙ウィジェットが存在する。なぜ専用アプリケーションなのか。それはSketchBoxが実現している面白い機能を知れば分かってもらえるはずだ。
タイマー機能
まず文字の他に絵を描くことができる。これは思いついた発想を付箋紙に書き留めておくのに便利だ。もう一つはアラームを設定することができる。お知らせのように使うこともできるのだ。これはアナログな付箋紙では難しいだろう。
さらに付箋紙についているスクリーンショットボタンを押すと、背景が透けて見える状態になり、その背景をキャプチャして保存できる。さらにそこに線を引いたりできるので、スクリーンショットの一部に注目して赤丸しておくと言ったことも簡単だ。
SketchBoxで作成された付箋紙はSketchBox内で一元管理される。そして入力してある文字で検索してフィルタリングすることもできる。どこに書いたメモだったか忘れてしまうこともない。これもまた便利な機能だ。
アナログで便利なツールをそのままデジタル化しても元々のツールを越えるのは難しい。デジタルならではの良さ、使い勝手を提供することではじめて意味をもってくる。SketchBoxを見ているとそんな当たり前のことに気付かされる。
スクリーンショットの一部に文字追加
omz:software