Windowsではアプリケーションの配布はインストーラーか、ZipやLzhといった圧縮ファイルを使った手法が基本になっている。対してMac OSXではディスクイメージでの配布が多い。

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メイン画面

 

インストーラーではなく、ドラッグアンドドロップでインストールが終わる手軽さ(ものによるが)があり、簡単にマウントできて配布も簡単だ。そんなディスクイメージを自分でも簡単に作れるのがこのソフトウェアだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはQuickDMG、ディスクイメージファイル作成ソフトウェアだ。

QuickDMGではファイルやフォルダを指定するだけでそれらをまとめたディスクイメージを作成してくれる。ダイアログから選択することも、ファイルやフォルダをドラッグアンドドロップして追加することもできる。

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作成、マウントしたディスクイメージ

 

zlibを使った圧縮や、読み込み/書き込みの可否と言った選択もパターンの中から選ぶことで簡単に実現する。自動的にディスクイメージサイズを調整してくれるので、圧縮ファイルを作成するのと同じ使い勝手だ。さらにOS9との互換性のあるイメージファイルも作成できる。

圧縮ファイルの場合はフォルダが作成されるが、ディスクイメージであればドライブとしてマウントされる。また、そもそも解凍して不要なフォルダを作ることなくファイルが取り出せる点が優位だ。この違いを踏まえつつ使いこなせば、開発者のみならず便利に活用できるはずだ。

 

Script factory

 http://homepage.mac.com/tkurita/scriptfactory/