XAdESとは、XML形式の電子署名で、電子署名+タイムスタンプを組み合わせることで、いつ誰が署名したかということを保証する技術だ(公式サイトを参照)。企業向けのサービスによっては、帳簿や契約書等に対して有効に使われるものになるだろう。

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署名完了した画面

 

そんなXAdESはライブラリがオープンソースとして提供されている。それがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはLe-XAdES Library、XAdESを利用するためのライブラリだ。

Le-XAdES Libraryはライブラリなので、フロントエンドとなるテストアプリケーションも一緒に提供されている。X.509証明書と、タイムスタンプサーバを指定して実行すると、任意のファイルに対して署名ファイルが生成される。

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解析情報

 

署名した後はXMLファイルがリストに出てくるので、検証を実行すれば問題がなければ解析終了がかえってくるだろう。なお、筆者の環境では署名はできたが、検証でエラーが起こってしまった。

恐らく個人ベースでは利用することはないだろうが、電子化が進んでいく中、間接的に関わっていく可能性は高い技術だ。欧州や日本での採用が進められているとのことなので、数年後にはもっと普及している可能性もある。そうなればLe-XAdES Libraryの価値は飛躍的に高まっているはずだ。

 

via オープンソース長期署名ライブラリーのソースが公開されました [PDF 千夜一夜]

LangEdge,Inc. [Le-XAdES Library]

 http://www.langedge.jp/pub/LeXAdES/