RubyCocoaというライブラリがある。これを使うと、RubyからCocoa、つまりMac OSXが操作できるようになる。RubyからMac OSXを操作すると何ができるだろうかと考えていたのだが、その先兵とも言えるアプリケーションが登場した。

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iTunesRailsの画面。音楽再生中

 

Rubyから操作ができるということはそう、Railsからも操作ができるということなのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはiTunesRails、RailsによるiTunesフロントエンドだ。

iTunesRailsを使えば、iTunesがインストールされていないWindowsやLinuxからでもブラウザベースでiTunesを再生、停止することができるようになる。もちろん音はMac OSX側から流れるが、メディアサーバとしての利用と考えれば良いだろう。

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ライブラリの一覧

 

iTunesRailsを立ち上げてブラウザからアクセスすると、ライブラリの一覧が表示される。そこから音楽の一覧を出したり、検索したりして音楽をキューに登録する。後は再生ボタンを押せば音楽が流れ始める。

音楽が流れている途中で音楽を追加したり検索しても途切れることはない。iTunesとRails、この組み合わせはなかなか面白い。RailsとOSXを組み合わせると、他にも面白そうなWebアプリケーションが生まれそうだ。

なお、簡易的なインストール法などはiTunesをRailsで動かす「iTunesRails」[Rails2.0]にて紹介しているので、良ければこちらもご参照を。

 

itunes-rails - Google Code

 http://code.google.com/p/itunes-rails/