Mac OSXのサービス管理にはlaunchdが使われている(OSX 10.4以降)。時代はXMLの流れに沿って、サービスの管理もXMLファイル形式(plist)で行われている。冗長的になりやすいXMLではあるが、システム側から見れば使い勝手の良いフォーマットだ。

ピクチャ 1.png

メイン画面

 

だが人が編集するのには向いていない。そこでこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはLingon、launchd設定ファイルを編集するソフトウェアだ。

launchdでは、サービスの名称、実行ファイルパス、実行時間について設定ができる。Lingonはこれらの項目をGUIから入力、選択することで設定できるようにしてくれるソフトウェアだ。

ピクチャ 2.png

エキスパートモードではXMLを直に編集できる。

 

しっかり記述しようと思うと、意外と面倒なのでLingonを使うと手軽に書けるようになる。あるファイルが更新されたり、フォルダに変化が起こったら実行、なんて指定もできるのでcron以上に便利に使えそうだ。

こういう機能を見ると、Mac OSXはやはりUnix系のシステムなのだと気付かされる。ただ使うのでも良いが、こうした内部の仕組みを知り、それを活用することでさらに効率をアップすることもできるだろう。

 

Lingon by Peter Borg

 http://lingon.sourceforge.net/

SourceForge.net: Lingon

 http://sourceforge.net/projects/lingon/