これは面白い。アプリケーションがGUIであるか、CUIであるかはユーザがアプリケーションを選ぶ上で重要な要素になっている。ユーザとしての利用をする上ではGUIのが便利だが、別なシステムと連携したり、メモリを極力使わずに利用するにはCUIのが良い。

ピクチャ 7.png

CUIインタフェース

 

そんな両極端なニーズにはどう答えるべきだろう。答えは一つ、両方に対応してしまうのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはmitter、GUI/CUIに対応したTwitterクライアントだ。

mitterはPython製のTwitterクライアントで、PyGtkを使うことでLinuxはもちろん、WindowsやMac OSXでも動作するようになっている。この時点でも面白いのだが、さらにターミナルから通常起動すればCUIベースで、PyGtkが入っていればGUIとして立ち上がるのだ。

ピクチャ 10.png

GUIインタフェース

 

できる動作は基本的に同じで、フォローしている友人のステータスが時系列で並ぶとの、自分のステータスの更新だ。CUIでのステータス更新は別なシステムから呼び出す場合に使えるし、グラフィカルに見たい場合はGUIを使えば良い。

もちろん、開発工数を考えればどちらかに絞りたくなるのが心情だろう。だがTwitterはシンプルなサービスだからこそ、両方への機能提供もできるのだろう。面白いアプローチをしているソフトウェアだ。

 

mitter - Google Code

 http://code.google.com/p/mitter/