JavaScriptが多用されるになっているが、そのために肥大化する傾向にある。特に共通ライブラリ系は相当重たくなっており、ブラウザへの負担が大きくなっている。そのためにサイズを減らすべく使われているのが難読化処理だ。

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見づらい…

 

変数名を短い単語に置き換え、余計な改行やコメント、空白を省いていく。開発は通常のソースで行い、配布は難読化処理を行ったものを利用する。だが、利用者側は問題が起きた時に情報が得づらくなってしまう。そこでこれを使ってみよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJsDecoder、難読化の逆処理を行うソフトウェアだ。

JsDecoderは難読化処理されたJavaScriptを逆に見やすくするソフトウェアだ。;で区切り、適切なインデントを行い、さらにハイライト処理を行ってくれる。もちろん、変数名が変わる訳ではないが、これでも随分見やすくなるだろう。

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見やすい!

 

JavaScriptは開発者の意図に関係なくソースがオープンになってしまうため、サイズ以外の問題でも難読化を行われているケースがある。そうした場合に、ソースを見やすくできれば役立つことも多いだろう。

見づらくする技術があれば、見やすくする技術もできる。両方を使いこなして開発効率を高めよう。

 

code.gosu.pl

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