※ 画像は公式サイトデモより

最近、マイクロフォーマットという単語が注目を集めている。「rel=“nofollow”」というごく単純な記述もマイクロフォーマットの一つだ。他にもhCard(連絡先)、hCalendar(イベント)、hAtom(フィード)、XFN(友人関係)などの仕様が定義されている。

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個別のHTMLが意味を持ってくると非常に面白い。ブログやCMSなどシステム的に自動生成されるための土壌も広がっている。そしてマイクロフォーマットをプログラムから扱うためのライブラリがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはhkit、PHPのマイクロフォーマット抽出ライブラリだ。

hkitはPHP5で動作するライブラリで、URLを指定することで指定したマイクロフォーマット情報を取得できる。結果は単純に配列として返ってくるので再利用性は高い。デモとして、URLを指定するとそこに含まれるマイクロフォーマットを一覧にしてPHP、テキスト、JSONで取得できるREST Web APIも提供されている。

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マイクロフォーマットはRSSフィード同様に、そのままではあまり意味がない。それを取り込み、システム上で利用することで意味が出てくる。その際のライブラリとして、hkitは便利に活用できるだろう。

PHPに限らず、各言語でマイクロフォーマットを扱うライブラリが登場している(Rubyであればmofoなど)。今後、さらに様々なデータがマイクロフォーマットとして提供されていくことを考えると、要注目の技術と言えそうだ。

hkit - Google Code
 http://code.google.com/p/hkit/