JavaScriptはライブラリが充実するにつれて、サイズが肥大化している。そのため、サイズを少しでも軽減しようと変数名を置き換えて難読化し、余計なタブやスペース、改行を消してサイズを小さくするツールが存在する。

ピクチャ 6-48

同様のことがCSSについても言える。サイズの大きくなったCSSはこれで縮小しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRainpress、CSS圧縮ツールだ。

圧縮と言っても、JavaScriptのように定義名を短くできる訳ではない。余計な空白や改行を消すのがRainpressの役割だ。それでも1012バイトから731バイトまで軽減した。これだけであっても多数のアクセスがある場合は見逃せない軽減だ。

ピクチャ 5-56
上が変換後、下が変換前
利用はCUIベースが基本だが、ライブラリとして読み込ませる方法もある。動的にCSSを生成している場合は、その出力内容をRainpressにかませることでサイズの小さなCSSを生成できる。

見やすいCSSを書くことは大事だが、それは対制作サイドの話だ。ブラウザでレンダリングする上ではサイズが小さい方がメリットがある。Rainpressを使って制作者が分かりやすく、ネットワークにとっても嬉しいCSSにしよう。

rainpress - Google Code
http://code.google.com/p/rainpress/