Web上には数多くの論文が掲載されている。出版されているものも含めると膨大な量の情報が世の中に溢れている。これらを都度見たり覚えたりするのは大変だ。

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気になった箇所や、自分の研究に役立つ箇所をいつでも引用できるように記録しておこう。そのためのソフトウェアがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはTextCite、引用マネージャとも言うべきソフトウェアだ。

TextCiteはJavaベースのソフトウェアで、マルチプラットフォームで動作する。著者を登録し、その著者ごとに書籍を管理できる。各引用は書籍ごとに登録して管理できるようになっている。

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引用にはページ数やアウトラインを指定することが可能だ。また、カテゴリやコメント、翻訳なども登録できるので再利用するのも容易だろう。各引用を右クリックすれば、テキストや各要素についてコピーできるので、論文に貼付けるのも手軽だ。

ピクチャ 8-29

登録した引用はリッチテキストフォーマット(RTF)またはPDFにてエクスポートもできる。論文を書く人はもちろん、本を読んでいて気になった場所を覚えておきたいと言った用途にも利用できるソフトウェアだ。

TextCite Publication Quotation Manager
 http://textcite.sourceforge.net/

SourceForge.net: TextCite: Publication Quotation Manager
 http://sourceforge.net/projects/textcite/