Markdown/HTML/LaTexを相互変換「Pandoc」
プログラマはテキストフォーマットが一番大好きだ。かくいう私も好きだ。だが、ある程度形式ばった文書が必要な時もある。例えば仕様書などだ。
そうした時だけMS Wordをはじめとしたワードプロセッサを使う人もいるだろうが、とかく面倒くさい。テキストファイルからみられる形式に変換してくれるソフトウェアだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPandoc、各種フォーマットの相互変換ソフトウェアだ。
PandocはCUIベースのソフトウェアで、ある形式の文書を別な形式に変換できる。読み込める形式として、MarkDown、構造化されたテキスト、HTMLそしてLaTexが対応している。そして、出力形式としてこれらに加えてConTeXt、DocBook、RTF、manそしてs5プレゼン形式になっている。
例えば、テキストファイルを元にs5形式で出力してプレゼンテーション資料を作り、配布はLaTeXから作ったPDFファイルというのは面白い。もちろん、サイトで表示する際にはHTMLやMarkDownを変換すれば良い。
一つの形式から様々なフォーマットを生み出せるというのは生産性の向上につながる。ぜひ書き方をマスターし、文書を作る手間を軽減して欲しい。
Pandoc
http://johnmacfarlane.net/pandoc/
pandoc - Google Code
http://code.google.com/p/pandoc/