CMSというと、コンテンツを管理できるというのがメリットになるが、そのインタフェースも含め、がちがちに固まってしまい柔軟性に欠けている場合が多い。

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その点、Railfrogは柔軟といえるかも知れない。何せCMSでありながら本体とは言い切れないのだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRailfrog、Ruby on Rails製のCMSだ。

Railfrogの特徴としては、なぜか本体としてはソフトウェアを提供せず、プラグインとして提供している点にある。本体と切り離されているので、コマンド一つで導入できるというメリットがある。さらに次の予定としてgemで配布する方針も予定されている。
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ユーザ側の画面は殆ど提供されておらず、そちらについては各人で画面を作成する必要がある。とは言え、Railsの柔軟性を考えると、その方が便利かも知れない。尚、ユーザログインの機能は実装されているが、試すとエラーが出てしまった。

各コンテンツはHTML、Markdown、Textile形式で記述する。フォルダ分けで管理したり、ラベリングやバージョン管理といった機能もある。アップロードしたファイルについても、バージョン管理機能がある。
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管理画面側はまだしも、ユーザ側の画面がないというのは取っ付きが悪いかも知れない。だが既存システムとの連携等を考慮すると、これはこれでありかと思われる。

Railfrog - CMS Ridin’ on Rails / Ruby on Rails CMS
 http://railfrog.com/

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