次世代型OPAC「Scriblio」
OPACとはオンラインで利用できる蔵書目録の事だ。図書館において利用されている。研究自体は1970年代から開始され、殆どの図書館で導入されているというので歴史は古い。
そして、当たり前ながら様々な問題も出ているようだ。それらに挑戦するのが新しいOPAC、OPAC2.0だ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはScriblio、新しいOPACの形を目指すソフトウェアだ。
ScriblioはWordPressをベースに開発が進められている。元々、WPOpacと言うプラグインであったが、名前が変わってScriblioとして独立(?)した。
Scriblioの特徴は各図書データについてタグを使ってデータを結びつける点にある。もちろん、著者や発行日等のデータを考慮して、二段階のタグ付けと言う形になる。
利点としてはインターネットとの親和性の高さ、他の図書館データとの結びつけが容易である事、メタ情報の埋め込みや関連情報やコメント等、インタラクティブなシステム構築が臨める事が挙げられるだろう。図書館で借りる事もできるし、その場でAmazonを利用して購入なんて結びつけも手軽にできる。
古いシステムが悪い訳では決してない。だが、時代の流れに合わせて柔軟に変革を進めていくべきだ。それは民間、公共の区別なく発生する。
Scriblio
http://about.scriblio.net/