これはナイス!

Windowsの開発を行っていると、こんな機能がほしいといわれる事はないだろうか。“ボリュームを消してほしい”、“ログオフしてほしい”、“ファイルをコピーしてほしい”、“ウィンドウを透過に”、“ウィンドウを閉じてほしい”などなど。

これらを実装する場合、大抵Win32 APIを調べたり、Shellで実行、またはSendKeyでキーを送るといった対応が考えられる。だが、一つ一つ調べていたら大変だ。これを使うのが良い。

今回紹介するフリーウェアはNirCmd、Windowsのコマンドユーティリティだ。

NirCmdはコマンドプロンプトで実行するツールなので、Windows系のプログラム言語はもちろん、WSHやPHP、Ruby等でも実行できるのが利点だ。

できることは数多い。列挙すると、スクリーンセーバの実行/停止/有効化、ドライブのイジェクト/クローズ、ボリュームの変更/ミュート、スタンバイモード/ログオフ/シャットダウン、特定のウィンドウの透過、インターネットへの接続/切断、ウィンドウの最小化/最大化、全てのウィンドウを中央に寄せる、ショートカットの作成、ファイルのコピー、プロセスの終了、インターネットショートカットの作成、ディスプレイモードの変更、サービスのスタート/リスタート、クリップボードへのコピー、ゴミ箱を空にする等と言った具合だ。

これだけの機能が実装されていれば、わざわざAPIを調べて実装するまでもない。コマンドを実行すれば良いだけだ。主要機能でもない限りはNirCmdを使って簡単に実装してしまおう。

NirCmd - Freeware command-line tool
http://www.nirsoft.net/utils/nircmd.html