Web2.0時代(?)の技術要素の一つにWeb APIがある。また、各種アプリケーションがWeb化され、ブラウザ内で動作するようになっている。

しかし、これらに必須なのがインターネットだ。ネットワークに繋がっていなければ利用できない。その限界を超えるかも知れないソフトウェアがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCouchDb、新しい形式のドキュメントデータベースだ。

CouchDbは簡単に言うとRESTを通じたWeb API経由でデータ取得ができるデータベースだ。結果はJSONで受け取ることができる。そのため、PHP/Ruby/Java/LotusScript/Cなど、言語を問わず広く利用できる。

興味深いのは、このCouchDb自体は各クライアントに入れて動作させるという方法だ。この場合、オフライン状態でも利用でき、オンラインになると同期処理をすることができる。

どういった用途に向いているのか、というのは一概には言えないが公式サイトではバグトラッキングシステムや掲示板のデモがある。また、CRM/アドレス帳/Wiki/Todoなどを例として挙げている。

JSONが前提状態と言うのが興味深い。リレーショナルでもオブジェクトでもない、ドキュメントデータベースと言う新しい概念、使ってみたくはないだろうか。

CouchDb Project Website
http://couchdb.org/CouchDB/CouchDBWeb.nsf/Home?OpenForm