OpenOfficeの素晴らしさはやはりここではないだろうか。オフィススイートの代替と言う地位は、現状のシェアを考えるとMS Officeが抜きん出ている。だが、それはクライアントサイドでの話だ。

OpenOfficeはサーバサイドで生きていくというのはどうだろう。Webアプリケーションが隆盛の今、サーバサイドは広大だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはunoconv、OpenOfficeを利用したドキュメントコンバータだ。

unoconvはOpenOfficeの特性である、他のオープンソースとの相性のよさ、対応ドキュメントを多さを活かしたソフトウェアだ。30種類を越える画像形式、プレゼンテーション形式、ドキュメント、表計算形式のファイルを変換できる。

単なるテキストでも、XMLでも、PDFでも…なんでもござれだ。MS Officeの形式に変換する事だってもちろん可能だ。unoconvはOpenOfficeを利用しているが、Mac OSX向けのNeoOfficeでも対応している。

オフィス用ドキュメントをWeb上で作成するソフトウェアも数多く登場している。そこで便利になるのが相互変換を利用したローカルとインターネットとをつなぐ技術だ。OpenOfficeを利用すればそれも容易になるだろう。

DAG: unoconv: Convert between any document format supported by OpenOffice
http://dag.wieers.com/home-made/unoconv/