複数の拠点でプロジェクトを推進する上でファイルを共有するにはどうしたら良いだろうか。一つはFTPを使う方法がある。だがFTPクライアントの用意が面倒だ。Subversionと言う手もあるが、これも設定が大変だろう。

そこで検討したいのがWebベースのファイルマネージャだ。これならばブラウザさえあればいつでもどこでも利用できる。そして、そのWeb系ファイルマネージャでお勧めなのがこれだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWebShare、エレガントなファイル管理ソフトウェアだ。

WebShareの特徴はなんと言ってもそのUIが見事であるという点だ。Ajaxが駆使されて作られたインタフェースは、一つ一つの操作がスムーズで格好良い。さらにDBすら不要で、導入が簡単ときている。

ファイルの閲覧はテキストファイルであればブラウザ内で行える。また、画像はサムネイルがファイルアイコンについて表示される。さらにリンクを作ると、そこにはスクリーンショットが掲載されるという機能まである。

各ファイルにはコメントを登録することもできる。日本語は文字化けしてしまうが、ベースのフランス語と英語に対応しているので多言語化できると思われる。

右クリックから専用メニューを表示したり、アイコンの表示形式の変更、さらにスキン機能など多数の機能が盛り込まれている。導入するか否かに関わらず、一度は触れてみてほしいソフトウェアだ。

Webshare, le gestionnaire de fichiers web open source.
http://www.webshare.fr/

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