CodeZine:Adobe製、AjaxでFLVを制御するオープンソース「Flash-Ajax Video Component」(アドビ)より。

動画共有サイトでは大抵、Flashビデオの下部に再生、音量変更、早送り/巻き戻しの制御が付いている。これはFlash側で組み込まれているので、便利ではあるがそれ以上の発展がない。

もっと動画とサイトをインタラクティブに融合させるためにも、これを使ってみるのが手だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFlash-Ajax Video Component、Adobe Labs謹製のAjaxによるFlashビデオ操作ライブラリだ。

Flash-Ajax Video Componentを使うと、FlashビデオをJavaScriptから制御できるようになる。Flashオブジェクトの描画もJavaScriptを通じて行うので、embedタグを書くこともなく利用できる。

サンプルを試してみると分かるが、JavaScriptから再生、停止、早送り/巻き戻し、ミュートといった指定ができる。また、ダイナミックにサイズを変更したり、スキンを変更するサンプルもある。

これがあると何が便利か。それはFlashビデオをただ流すだけでなく、ユーザのアクションに応じて変化させる事が容易になる。入力された値に応じて再生方法を変更するなんて事も容易になるだろう。ただ流すだけでなく、ダイナミックにコンテンツが変化する動画サイトなんて言うのも面白そうだ。

Flash-Ajax Video Component - Adobe Labs
http://labs.adobe.com/wiki/index.php/Flash-Ajax_Video_Component