オープンソースをはじめ、サイズの大きいファイルをBitTorrentで配布することが珍しくなくなってきた。問題のあるファイルもあるが、帯域の有効活用という面においてはBitTorrentの果たしている役割は大きい。

しかし、専用クライアントソフトウェアが必要とあっては、利用に一手間かかってしまう。torrentファイルの配布は大抵Webサイト上で行っているので、ブラウザに内包できれば一番手軽だろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFoxTorrent、FirefoxにBitTorrentクライアント機能をつけられるFirefox アドオンだ。

FoxTorrentをインストールすると、torrentファイルをクリックすると、自動でダウンロードが開始されるようになる。手間隙かけずに使えるので非常に便利だ。

専用クライアントソフトウェアと違って、機能はあまり多くない。単純にダウンロードしたり、一時停止、リジュームしたりといった程度だ。だが、通常のファイルダウンロードと同じレベルまで機能を削ったことで、手軽さが際立っている。

BitTorrentというと、まだまだP2P系のファイル共有ソフトウェアと言う認識が強い(その側面も持ち合わせているが)。だが、皆でファイルをシェアし、高速なダウンロードを実現できるメリットは大きい。日本での利用率が低いため、日本語ファイルのダウンロード速度は得てして低い。FoxTorrent等を通じ、さらに広まって欲しい。

 

foxtorrent - Google Code
 http://code.google.com/p/foxtorrent/