IT技術者であれば、tailが大好きに決まっている。皆デバッグでtail -fで助けてもらっているはずだ。ちょっとシステムを改変した後は、 tail -f /path_to_apache_log/access_log なんてコマンドを打って、いつまでもぼうっと眺めてしまっているに違いない。

ファイルを常時監視し、何か変更があればすぐに記述してくれるtail…なんて素晴らしいアプリケーションなのか。そう、常に見ているという事は購読しているという事だ。そして、ネットの世界で購読といえばもちろんこれだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはrsstail、RSSフィードを監視してくれるtailプログラムだ。

インストールは簡単だ。必須のライブラリになるlibmrssとさらにlibmrssが必要としているlibnxmlをインストールしたら、make;make installですぐに利用できる。

rsstail -u _URL_で処理開始だ。Linux上ではUTF設定にしておけば日本語も問題なく表示される。puttyでは残念ながら日本語が表示されなかった(putty側の設定の問題だろうか)。

尚、標準のインターバルは15分毎のチェックとなっている。さすがにtailと同じリアルタイムと言う訳にはいかない。だが、プロキシに対応していたり、インターバルも分単位で設定変更もできる。コメントや詳細を表示する、しないといった設定も可能だ。

これはtail好きにはたまらないソフトウェアだろう。CUIベースのRSSリーダーとしても面白いソフトウェアだ。

rsstail
 http://www.vanheusden.com/rsstail/