昔、仕事の一つとして新入社員のPCセットアップを行っていた。ある程度の水準まではHDDクローンソフトで対応し、最後はいつもWindows Updateを手作業で当てていた。ネットワークの具合によっては非常に時間のかかる面倒な作業だ。

セキュリティ上、必要だと分かっていつつも、面倒だとストレスがたまる。そこでこうしたソフトウェアは便利だ。

今回紹介するフリーウェアはWindows Updates Downloader、Windows Updateの配布ファイルをまとめてダウンロードしてくれるソフトウェアだ。

Windows Updates Downloaderでは、本体のほかにアップデートファイルをリスト化したデータが必要になる。公式サイト上で、OSやアプリケーションを言語別に並べてあるので、例えばWindows XP日本語版であれば、windows-xp-x86-jpn.ulzをダウンロードしよう。そしてそれをダブルクリックすると、Windows Updates Downloaderのインストールされたフォルダにwindows-xp-x86-jpn.ulと言うファイルが生成される。これで準備完了だ。

Windows Updates Downloaderを起動し、Update Listを選択すると、ダウンロード対象のパッチが一覧表示される。後はチェックをつけて、DownLoadボタンを押せば良いだけだ。

ダウンロードされたパッチファイルはそのまま当ててもいいし、nLiteのような一気にインストールしてくれるソフトウェアを使って予めパッチのあたったCD-ROMを作成しても良い。

システム管理者によっては何十台、何百台と言うPCを一手に管理されている方もいるだろう。出来るだけ運用コストを下げるため、こうしたツールの活用を検討されたい。

 

Windows Updates Downloader
 http://wud.jcarle.com/