連日JavaScriptな話題が尽きない。本当にこれは一大ムーブメントになろうとしている。ブラウザ上のみならず、デスクトップ上でも動作し、サーバサイドでも動作する。そしてついにサーバサイドスクリプトとしてのJavaScriptが登場した。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはAJAJA、SpiderMonkeyを利用したサーバサイドでJavaScriptを実行するエンジンだ。

AJAJAを使うと、JavaScriptをCGIとして動作させる事ができる。動作パターンは二つで、Perlなどのようにプログラムを記述する方式と、ASPやPHPのようにHTMLソースの中にコードを埋め込む方法だ。埋め込み方式としてはASP書式のものが利用できる。

例えば、

#!/usr/bin/asp_js
<%@ Language=JavaScript %>
<%
var hello = “Hello world”
%>
<html>
<head>
<title><%= hello %></title>
</head>
<body>
<h1><%= hello %></h1>
</body>
</html>

のように記述すると、このような結果を得ることができる。非常に単純で分かりやすい。

また、ssjsと言うJavaScriptインタプリタも提供される。これはシェル上から実行するもので、インタラクティブにJavaScriptが記述できる。

Perlモジュールを使うと、Perlのライブラリ(GDやIO、DBI(MySQLやSQLiteまで))を透過的に扱うことができる。尚、SQLiteは標準でモジュール内でも利用できる。

JavaScriptの進化が本当に止まらない。サーバサイドまで実行できるとなると、PHPやPerlその他のスクリプト言語にとって非常に強力なライバルになりえるだろう。何せJavaScirptはブラウザ上でも動作するのだ。

AJAJA - Trac
 http://ajaja.alphageek.jp/ajaja