日本語に限りませんが、英語以外の文字を効率よく扱おうと思うと苦労します。今でこそUTF-8が当たり前ですが、かつては文字エンコードでさえ悩みどころでした。さらに英語にしか対応していないシステムがあり、日本語を除去して対応するなんて経験も少なくありません。 今回紹介するcutletはかつての懐かしいkakashi相当の、日本語をローマ字に変換するソフトウェアです。

cutletの使い方

cutletはプログラムからも、コマンドラインとしても使えます。

$ cutlet
MOONGIFTは毎日オープンソース・ソフトウェアを紹介しています
MOONGIFT wa mainichi open sauce/software wo shoukai shite imasu

単純に日本語読みが適用される訳ではありません。

cutletは日本語をローマ字風に変換します
Cutlet wa Nippon go wo Roma jifuu ni henkan shimasu

cutletはMeCabやunidic-liteを辞書として、テキストを変換します。cutletを使うことで、日本語に対応した検索エンジンを作ったり、SpeakerDeckのように日本語をローマ字にしたURLを生成することもできます。色々な使い道が考えられるでしょう。

cutletはPython製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

polm/cutlet: Japanese to romaji converter in Python