色との出会いは一期一会です。コンピュータ上で無数に表現できる色と偶然出会える可能性はごくごく僅かです。むしろ偶然生み出された色がとても魅力的だったというケースも多いでしょう。 今回紹介するpastelはターミナル上で色を生成したり、情報を取得できるパレットのようなソフトウェアです。

pastelの使い方

色名を指定して実行すると、その色や近似色を表示します。

特定の色についてHSL、CIELAB、CIELChなどで表現できます。

コマンドをパイプして加工できます。

色をランダムに生成して、赤を混ぜつつ明るくして、最終的にHEX表示といった指定をした場合です。

pastelは単純に色を表示するだけでなく、ブレンドしたり、明るさを変えたりと色を自在にコントロールできます。その中にはこれまで知らなかった魅力的な色合いが生まれるかも知れません。CLIでできるのが魅力的です。

pastelはRust製のオープンソース・ソフトウェア(ライセンスはMIT LicenseとApache License 2.0のデュアルライセンス)です。

sharkdp/pastel: A command-line tool to generate, analyze, convert and manipulate colors