テキストをコンピュータに喋らせる試みはずっと行われてきました。かつてはまさにコンピュータっぽい音声でしたが、今はSiriやAlexaなど、滑らかで人が喋っているような音声で読み上げできるようになっています。 今回紹介するspeak.jsはどちらかと言えばコンピュータ音声です。特徴として、JavaScriptだけで実現している点が挙げられます。

speak.jsの使い方

デモ画面です。音声は実際に試して確認してください。

言語は多彩に選べます。喋る音声も豊富です。

中国語はピンインらしいのですが、うまくいかず…。

Google Chromeなどの音声読み上げはGoogle Chrome独自の仕組みです。それに対してspeak.jsはC言語で作られたeSpeakをEmscriptenによってJavaScriptにポーティングしています。英語で、特定の音声であれば十分使えるレベルです。オープンソースのライセンスの反映でできるのが嬉しいですね。

speak.jsはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

kripken/speak.js: Text-to-Speech in JavaScript using eSpeak