iOS12から、iPhoneの操作を自動化するショートカット機能が追加されました。自作もできるのですが、簡易的なプログラミングであるために敷居が高く感じてしまっている人も多いでしょう。逆にプログラマにとってはGUIで面倒だと思ってしまっているはずです。 そこで使ってみたいのがShortcuts JSです。JavaScriptで書いて、ショートカット対応のファイルを生成します。

Shortcuts JSの使い方

例えばこんなコードになります。42/3を計算するものです。

// We'll use this later to reference the output of a calculation
let calcVar = actionOutput();

// Define a list of actions
const actions = [
  comment({
    text: 'Hello, world!',
  }),
  number({
    number: 42,
  }),
  calculate({
    operand: 3,
    operation: '/',
  }, calcVar),
  showResult({
    // Use the Magic Variable
    text: withVariables`Total is ${calcVar}!`,
  }),
];

ファイルをダウンロード後、AirDropでファイルをiPhoneに送ります。

読み込みました。ちゃんと結果も表示されます。

さらにコードを変更してもちゃんと動きます。

Shortcuts JSを使えばショートカットの構築をJavaScriptで行えます。動的に変えるのも難しくないでしょう。ユーザが指定した項目に合わせてコードを自動生成し、さらにそれをショートカットファイルにするなんて操作も問題なく行えるでしょう。これでショートカット機能を使おうと思えるかも知れません。

Shortcuts JSはTypeScript製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

Shortcuts JS joshfarrant/shortcuts-js: A JavaScript iOS 12 Shortcuts creator