かつてインターネットにはウェブリングという仕組みがありました。まだまだWebサイトが少なかった頃、そして検索エンジンもそれほど便利ではなかった頃に、趣味を同じくするサイト同士で巡回してもらうための仕組みです。相互リンク的なもののグループ版とも言えます。
そんなウェブリングを現代に復活させたのがWebring Starter Kitです。ちょっとだけ新しい技術が取り入れられています。

Webring Starter Kitの使い方

Webring Starter KitはWebコンポーネントになっています。

<webring><br><p>Member of the <a href="https://webringdemo.netlify.com">Nerds of the 90s</a> webring</p>
<br><a href="https://webringdemo.netlify.com/prev">Previous</a><br><a href="https://webringdemo.netlify.com/random">Random</a><br><a href="https://webringdemo.netlify.com/next">Next</a><br></webring>  
<script async src="https://webringdemo.netlify.com/embed.js" charset="utf-8"></script>  

このような記述で、以下のようなHTMLとして表示されます。

メンバーになることもできます。

Webring Starter Kitの面白いところはWebコンポーネントを追加しておくだけで、後はうまく表示も行ってくれることでしょう。日本ではまとめ記事のサイトなどで巡回させる仕組みがありますが、技術系サイトでは見かけなくなっています。Webring Starter Kitがウェブリングを再燃させるかも知れませんね。

Webring Starter KitはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

Nerds of the 90s
maxboeck/webring: A boilerplate for hosting a webring community