古地図を見るのが好きな方は多いです。江戸自体やそれ以前に作成された地図を現在のものと重ねてみると、当時から変わらないものや逆に変わったものが浮かび上がってきます。そうした古い道を辿ることで今まで知らなかった発見ができたりします。 今回紹介するMaplatはそんな古地図と現在の地図とを重ね合わせて表示できるソフトウェアです。その精度の高さに驚くことでしょう。

Maplatの使い方

デモです。古地図の透明度はスライダーで調整できます。

薄くすると現在の地図と古地図の相対位置が分かるようになります。

意外と古地図の道や区画が活かされていたりします。

ドラッグで地図を動かすと、重ね合わせもダイナミックに調整されているのが分かるでしょう。

古地図と現在の地図は縮尺も精度も全く異なります。ただ重ね合わせただけでは使い物にならないでしょう。Maplatはそうした誤差を調整し、ちょうど良い具合に表示してくれます。この部分は特許も絡んでいるとのことで、面白い技術と言えるでしょう。

MaplatはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(Apache Licnese 2.0)です。

code4nara/Maplat: Maplat is the cool Historical Map/Illustrated Map Viewer. It can transform each map coordinates with nonlinear but bijective projection and makes possible that the maps can collaborate with GPS/accurate maps, without distorting original maps. Data editor of this solution is provided as another project, MaplatEditor