ゲームはコンピュータにおける一大市場になっています。スマートフォンは当たり前で、PCゲーム、専用の筐体を使ったものなど様々にあります。もしヒットすれば巨額が動くことも多く、一気に世界的企業に成長した例も枚挙に暇がありません。 現在Webブラウザベースのゲームにも注目が集まっています。そこで知っておきたいのがHTML5向けのゲームフレームワークで、今回はawを紹介します。

awの使い方

awのコードです。スクリーンはCanvasで作成します。

var screenWidth = 640;
var screenHeight = 480;
var screenScale = 1.0;

var aw = new Aw(screenWidth, screenHeight, screenScale, ["star.png", "boing.wav"]);

aw.switchState(new StarState());

表示するオブジェクトはクラスで定義します。renderとupdateを使って動きを制御します。

class Star
{
    constructor(x, y)
    {
        this.x = x;
        this.y = y;
        this.angle = 0;
    }

    update(deltaTime)
    {
        this.angle = (this.angle + deltaTime*45) % 360;
    }

    render()
    {
        aw.drawSprite({name: "star.png", x: this.x + 50, y: this.y + 50, angle: this.angle, xScale: 0.5, yScale: 0.5});
    }
}

デモを動かすと星が描画されます。

さらに星を追加することもできます。

キーボード操作で動かすことも。

文字の表示もサポートしています。

awは小さなフレームワークなので、習得するのはさほど難しくなさそうです。もちろんできることも多くはありませんが、簡易的なゲームであれば十分作れるのではないでしょうか。最初のゲーム作りのトライアルとして面白そうです。

awはJavaScript製のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。

regularkid/aw: Micro Framework for HTML5 Games