セキュリティ対策もあって、インターネット上のサーバではSSL/TLSを使って公開するのが当たり前になっています。しかし開発時にはローカルでHTTPを使っていたりしないでしょうか。そのため、設定などを切り替えたりして開発せざるを得ず、さらに公開時には不具合に繋がったりします。 そこで使ってみて欲しいのがmkcertです。ローカル開発環境でもHTTPSを使えるようにするソフトウェアです。

mkcertの使い方

まずインストールを使って証明書をインストールします。

$ mkcert -install

次にドメインを指定して証明書を生成します。

$ mkcert example.com '*.example.org' myapp.dev localhost 127.0.0.1 ::1

そうするとWebブラウザからHTTPS経由でアクセスできます。

mkcertで生成した証明書はApacheやnginxで設定するものになります。開発用のアプリケーションサーバでそのまま使える訳ではないでしょう。しかしHTTPサーバの設定さえしてしまえば、ポート番号を使っていても利用できるので開発がスムーズになることでしょう。

mkcertはGo製のオープンソース・ソフトウェア(BSD)です。

FiloSottile/mkcert: A simple zero-config tool to make locally-trusted development certificates with any names you’d like.