カンバンの多くはWebアプリケーションで提供されています。情報を共有する上ではWebアプリケーションは便利ですが、サーバを用意したり、クラウドサービス上に重要なデータを預けるのに躊躇してしまう人もいるでしょう。 そこで使ってみたいのがkanban.bashです。Bash、つまりCUIで管理できるカンバンです。

kanban.bashの使い方

追加はaddを使います。

$ kanban add TODO PERSONAL "buy rose for girlfriend foo bar"

そして数字を指定してステータスを変更します。

$ kanban 2 DONE
DOING -> DONE

kanban show を実行すると、カンバン風にタスクが表示されます。かなり幅広く出るので、狭いウィンドウでは見づらいでしょう。

ステータスを指定して一覧も出せます。

$ kanban HOLD
id  status  tag       description   history
-   -       -         -             -
3   HOLD    PERSONAL  これは日本語  H

元データはCSVになっています。

$ cat .kanban.csv 
status,tag,description,history,date
"DDONE","PERSONAL","buy rose for girlfriend foo bar","D","2018-03-18@11:10 2018-03-18@11:11"
"HOLD","PERSONAL","これは日本語","H","2018-03-18@11:11"

kanban.bashを使うとローカルコンピュータ上だけでカンバンが実現できます。CSVファイルなのでバージョン管理に入れても良いでしょう。プロジェクトごとのカンバンにもなりそうです。

kanban.bashはシェルスクリプトのオープンソース・ソフトウェア(GNU Affero General Public License)です。

coderofsalvation/kanban.bash: commandline asciii kanban board for minimalist productivity bash hackers (csv-based)