ターミナルエミュレータといえばサーバなどとデータの送受信を行うくらいで、それほど進化する余地はないのではないかと思ってしまいます。多くはタブ機能であったり、カラーテーマ機能など見た目や使い勝手の改善がメインです。 そんな中登場したAlacrittyはひと味違います。機能は多くなく、とにかく高速であることに主眼を置いたターミナルエミュレータになっています。

Alacrittyの使い方

AlacrittyはGPUを使ってレンダリングすることで高速に動作するとのことです。

topコマンドを実行したところ。確かに描画が速い気がします。

なお、日本語は表示できません…。

ターミナルの表示にGPUを使うことによって高速で描画させるという発想がユニークです。Alacrittyは機能性は追求せずに、シンプルかつ高速に動作する点を重視しています。執筆時点ではmacOSとLinux向けですが、1.0までにWindowsもサポート予定とのことです。

AlacrittyはmacOS/Linux用のオープンソース・ソフトウェア(Apache Licnese 2.0)です。

jwilm/alacritty: A cross-platform, GPU-accelerated terminal emulator