Goのビルドを行う場合、コマンドを使って行うのが基本です。多くのコンパイル系プログラミング言語ではそうやって開発するでしょう。しかし毎回入力するのは面倒になってくるのも事実です。 そこで使ってみたいのがrealizeです。Goプロジェクトのファイル変更をウォッチして自動コンパイルしてくれます。

realizeの使い方

realizeではパスを追加して、最後にrunを実行します。複数のGoプロジェクトが管理できます。

$ realize run
Realize - 1.1
A Go build system with file watchers, output streams and live reload. Run, build and watch file changes with custom paths

[TEST-GO] Watching 1 file/s 1 folder/s
[12:42:56][TEST-GO] : Installing..
[12:42:57][TEST-GO] : Installed after 0.566 s
[12:42:57][TEST-GO] : Running..
[12:42:57][TEST-GO] : Has been run after 0.002 s
[12:42:57][TEST-GO] : hello, world
[12:42:57][TEST-GO] : Ended

ビルド結果などはWeb上で確認できます。

プロジェクトの設定。

アウトプットも確認できます。

ビルドし直すとリアルタイムで表示が更新されます。

realizeをセットアップしておけばGoプロジェクトのビルドと出力などが一目で管理できます。何より複数プロジェクト登録できるのが便利です。ビルドも自動なので、開発に集中できるでしょう。

realizeはGo製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。

tockins/realize at v1.1