Swiftがオープンソース化されたこともあり、サーバサイドでもSwiftを使っていこうという動きが出ています。また、iOSやMac OSX以外でも使っていこうという試みもあります。 そんな中、どんどん進化していくSwiftに合わせて必要になるのが実行環境のバージョン管理です。Rubyであればrvmやrbenv、nodebrew、pythonbrewなどある中で、Swiftはswiftenvが管理してくれます。

swiftenvの使い方

swiftenvではversionsと入力するとインストールされているインストールされている環境が確認できます。

$ swiftenv versions
* system
  2.1.1

インストールする場合はタグを指定するか、Swift.orgのリンクを渡します。開発中は明確なバージョン付けがなく、なだらかに進化していくようです。

$ swiftenv install DEVELOPMENT-SNAPSHOT-2016-03-01-a
$ swiftenv install https://swift.org/builds/development/xcode/swift-DEVELOPMENT-SNAPSHOT-2016-03-16-a/swift-DEVELOPMENT-SNAPSHOT-2016-03-16-a-osx.pkg

インストールの指定が他のプログラミング環境に比べて面倒に見えます。インストールできるバージョン一覧なども取れません。とは言え、Swiftを使っていく中でswiftenvをインストールしておかないと間違って環境を汚してしまう可能性があるでしょう。

swiftenvではグローバルな指定と、プロジェクト単位での実行環境切り替えをサポートしています。Swiftを積極的に使っていく方はぜひインストールしましょう。

swiftenvはNew BSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

kylef/swiftenv: Swift Version Manager