tailはターミナルの画面で見るのが基本です。そのため、二つのファイルを監視しようと思うと二つのウィンドウまたはタブを開いておく必要があります。これは以外と面倒です。 そこで使ってみたいのがrtailです。rtailがtailの情報を集約し、ブラウザの画面で確認できるようにします。

rtailの使い方

rtailはrtail-serverとrtailの2つのコマンドに分かれています。まずtailの出力をそのままrtailコマンドに渡します。

$ tail -f /var/log/messages | rtail

もう一つはサーバで、これはそのまま実行しておけば8888/9999番ポートでサーバが立ち上がります。8888はWebブラウザ用、9999はrtailクライアント用になります。

$ rtail-server

これで準備は完了で、Webブラウザで見ればrtailで飛んできた情報が確認できます。

複数あっても切り替えは簡単です。

結果をフィルタで絞り込んだり、お気に入りに登録しておくこともできます。

フォントサイズを変更したり表示を逆順にすることができます。

テーマを白系に変更したところです。

rtailを使えばいくつも監視しなければいけないログがあっても簡単に一元管理できるようになります。また、社内サーバなどで使えばみんなでtailするのではなく、閲覧はrtailでWebブラウザからといった形にできるようになるでしょう。

rtailはnode/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

  • 2015年07月31日:デフォルトのポート番号修正 & Webサーバとrtailクライアント用の説明追加。

kilianc/rtail