FaceTimeのようなチャットツールではカメラから映像を取り込みつつ、リアルタイムに動画を加工する技術を備えています。写真であれば既によく知られていますが、動画でできるようになったのはマシンパワーが十分に高くなっているからでしょう。 さらにVideoShaderは動画のリアルタイム加工をスクリプトベースで行えるソフトウェアになります。

VideoShaderの使い方

VideoShaderのカメラを使うと映像が次のように加工されています。

さらにそのまま録画ができます。

VideoShaderでは専用のスクリプトを用意しており、JSONで定義するようになっています。例えばCartoonは次のようになります。

{
    "title":"Cartoon I",
    "pipeline":[
        { "filter":"boxblur", "ui":{ "primary":["radius"] }, "attr":{"radius":2.0} },
        { "control":"fork" },
        { "filter":"boxblur", "attr":{"radius":2.0} },
        { "filter":"toone", "ui":{ "hidden":["weight"] } },
        { "control":"swap" },
        { "filter":"sobel" },
        { "filter":"canny_edge", "attr":{ "threshold":0.19, "thin":0.50 } },
        { "filter":"anti_alias" },
        { "blender":"alpha" }
    ]
}

VideoShaderはVideoShader Composerの一部を切り出したアプリになっており、自分でフィルタを作成する形になります。カメラの映像を加工して遊んでみたいという方はぜひお試しください。

VideoShaderはiOS用、GPL v2のオープンソース・ソフトウェアです。

snakajima/videoshader