CMSはWebサイトの基盤としてよく使われます。プラグインをサポートすることで柔軟に拡張できるCMSは多いですが、拡張だとできることに限界があったり、モジュールの品質や速度面で気になることがあります。 そこでシンプルなCMSを使って、自分たちでカスタマイズしてみるのはいかがでしょう。今回はPython×MongoDBによるCMS、Quokkaを紹介します。

Quokkaの使い方

Quokkaは世界一ハッピーなCMSというコンセプトで開発されています。Quokkaは日本ではクアッカワラビーとして知られていて、世界一幸せそうな動物として知られているようです。

セットアップは簡単で、MongoDBを立ち上げていれば数コマンド打つだけです。

$ git clone https://github.com/quokkaproject/quokka
$ cd quokka
$ pip install -r requirements.txt
$ python manage.py populate # サンプルデータ
$ python manage.py createsuperuser # 管理者作成
$ python manage.py runserver # 実行
$ python manage.py run0 # 他のコンピュータからアクセスする場合

こちらがQuokkaの画面です。Bootstrapベースのデザインとなっています。

リンクをクリックすると記事詳細が表示されます。

続いて管理画面です。管理画面は /admin 以下になります。ユーザ管理、メディア管理、コンテンツ管理などが備わっています。

CMSですがやはりブログが主体になっているようです。

ブログの記事作成画面。WYSIWYGなエディタもついています。

サイトデザインの変更もWeb上で行います。

QuokkaはFlaskを使って開発されています。データベースは前述の通りMongoDBとなっていて、その点が特徴と言えそうです。Python + Flask + MongoDBによるシステム開発を覚えたいという方にとっては良いモデルになるのではないでしょうか。

QuokkaはPython製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

quokkaproject/quokka