ユーザの希望を全て仕様としてシステムに組み込んでしまうと変更のコストが大きくなったり、複雑になっていきます。そこでAPIを公開し、ユーザが自由に操作できるようにする仕組みが便利です。 それはサイボウズのkintoneでも提供されている機能なのですが、任意のJavaScriptを実行させるのはセキュリティ上の問題があります。かといって全て有人でレビューするのも工数がかかります。そこで有人レビュー前によくある問題をチェックする自動レビューツール、jswatchdogが開発されました。

jswatchdogの使い方

jswatchdogは2画面の構成になっています。左側にコードを書く(貼り付ける)と右側にその結果が出ます。

これらのエラーを消してから社内レビューを受ける運用になっているそうです。

jswatchdogは ESLint と JSHint が組み込まれており、一般的なコーディング上の問題を洗い出せるようになっています。さらにJSPrimeを使って、XSSに対してもチェックが行えるようになっています。もちろん自動で完了ではなく、この後にプログラマのレビューが行われます。しかし予めよくある問題についてはシステム上で処理することでレビューの工数は大幅に削減できることでしょう。

jswatchdogはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

jswatchdog JS自動レビューツール”jswatchdog”を公開しました | Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ kintone/jswatchdog