HTML5になってブラウザの表示確認が減るかと思ったのに、状況は大して変わっていません。HTML4だけのレガシーブラウザは残っているし、スマートフォンなどのブラウザまで増えてむしろ確認が大変になっているかも知れません。 そこで多数のブラウザをインストールして表示確認を行っているかも知れませんが、それらを全て一つのフォルダからアクセスできるようにしてくれるのがBrowsersです。

Browsersの使い方

Browsersはブラウザをダウンロードしてくれるという訳ではないのでご注意ください。リポジトリをダウンロード(またはクローン)後、aliasを実行します。

$ ./alias 
---> Generating Aliases
[ ] Android - Not installed
[ ] BlackBerry 10 [VMWare] - Not founds at /Users/nakatsugawa/Virtual Machines/BlackBerry10Simulator-BB10_1_X.vmwarevm
[ ] BlackBerry PlayBook [VMWare] - Not founds at /Users/nakatsugawa/Virtual Machines/BlackBerryPlayBookSimulator-2.1.0.vmwarevm
[ ] BrowserStack - Not installed
[ ] Chrome/Chromium - Not installed
[x] Chrome/Chrome Canary
  :

そうすると現状インストールされているブラウザを調べて、アプリケーションフォルダ内にBrowsersというフォルダを作成して、その中にエイリアスを作成してくれます。

エイリアスの入ったフォルダ。

さらにDockにもこのフォルダにアクセスするためのショートカットを追加してくれます。

ちょっとアイコンが可愛いですね。

クリックして必要なブラウザをすぐに立ち上げられます。

各ブラウザをインストールしているとこんな感じになるようです(公式リポジトリより)

ここまでブラウザを揃えてインストールするのは面倒ですが、Browsersには各ブラウザのインストール方法も明記されていますので、それを真似すれば多数の表示確認用ブラウザがセットアップできるでしょう。プログラマはもちろん、Webデザイナーの方必見ですね。

BrowsersはMac OSX用のソフトウェア(ソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていません)です。

willfarrell/Browsers