インターネットには科学的な論文などが多数公開されています。それらを参考に別な論文が作られたり、そこから得られる知恵を使って新しいサービスが作られることもあります。面白い研究というのは数年経って実世界に別な形で現れているものです。 そんな論文に対してディスカッションできるレビューサービスがReffitです。あえて科学論文にフォーカスすることで属性の絞られた面白いディスカッションが生まれるのではないでしょうか。 まずはトップページ。論文に対してタグ付けし、NRCなるポイントがついています。 Stackoverflow.com、Redditを参考に作られているとのことで、シンプルなUIが特徴です。 詳細ページ。3つの枠があります。 左から順番に要約(サマリー)、賞賛、批判ポイントとなっています。そしてそれぞれのコメントに対して投票ができる仕組みになっています。肯定、否定それぞれの主張を分けられるようにしているのが面白いところと言えそうです。 このようにサマリーに対してコメントを付けていくこともできます。 賞賛と批判を同じユーザがつけているところもReffitならではと言えるかもしれません。 各ユーザごとに行った活動が一覧で見られます。 論文に特化することは参加するユーザを絞り込み、より濃いコミュニティを形成できるでしょう。初心者には敷居が高くなってしまうかもしれませんが、コミュニティは長い年月をかけて徐々に文化ができていくため自ずと敷居ができていきます。その点、予め科学者に特化しているのは学生などにとっては入り込みやすいかもしれません。 ReffitはHaskell製のオープンソース・ソフトウェア(GPL v3)です。 Reffit! ImAlsoGreg/reffit