HTML5によってJavaScriptからWebカムにアクセスできるようになりました。さらにJavaScriptの処理速度は向上しており、それによって画像をリアルタイムに処理することも問題なくできるようになっています。 この二つによってWebカムから取り込んだ映像をリアルタイム処理するソフトウェアが多数出てきています。今回はその一つ、JavaScriptでAR(拡張現実)を実現するjs-arucoを紹介します。

一例。マーカー部分を認識しています。

デバッグ。様々なフィルタを繰り返すことで必要な情報だけを取り出しています。

実演のデモです。

ARを行う上ではまずマーカーの認識と識別、そしてその後にマーカーの上にオブジェクトを描画する段階になります。現時点でjs-arucoは地球のような簡単なオブジェクトであればマーカーの上に描画できます。

Webベースであればサーバ上のデータと連携させるのもさほど難しくないのでより幅広い楽しみ方ができそうです。

js-arucoはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

js-aruco - JavaScript library for Augmented Reality applications - Google Project Hosting