これはタブレットによるポストPC時代を後押しするかもしれませんよ! 大手の契約書や自治体の申請書などで時々見かけるのがPDFにある入力フォームです。Acrobat Readerなどで入力をしていたと思うのですが、今後タブレットやスマートフォンが広がっていく中で使えなくなっていくのは大変です。 そこで試してみたいのがILPDFKitになります。iOSでPDFフォームを扱えるようにするキットになります。 デモアプリが付属しているので、それを試したのが下の画像になります。 ![青く表示されている部分が入力できる場所になります。](2013-10-28 10.01.47.png ) 拡大して入力できます。 文字サイズは調整する必要がありそうです。 テキストの入力やラジオボタン、ドロップダウンの選択ができます。 保存ボタンを押すとファイルが保存されます。 PDFはアプリのドキュメントフォルダ内に保存されます。そしてアプリを再起動した時に再現されるようになっています。 そのまま印刷に送れるようになっています。もちろん入力した内容がそのまま印刷できます。 ILPDFKitはJavaScriptアクションもサポートしています。その他入力内容を用いたXMLの生成も可能です。ビジネス、公共分野におけるPDF活用が進みそうなライブラリですね。 入力内容において文字が大きかったり、見栄えがあまり良くないこともありますが、それは今後改善されていくでしょう。アプリからもデータの取得、セットが容易に行えますのでPDFを使ったアプリ開発が便利になるでしょう。 ILPDFKitはiOS用、Objective-C製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。 iwelabs/ILPDFKit https://github.com/iwelabs/ILPDFKit