MS OfficeのファイルとMercurialを連携「MS Office Hg」
MS Office HgはMS OfficeとMercurial(Hg)を連携させるソフトウェアです。
MS Officeには独自の更新管理機能がありますが、個人的には使っていません(あまり使われているケースも見ません)。もっと信頼性の高いバージョン管理として個人で使えるMercurialを使ってみましょう。そのためのOfficeツールがMS Office Hgです。
メイン画面。リボンメニューにMercurialが追加されます。
ファイルを追加します。ダイアログが出てコミットが行われます。
一度ファイルを閉じて再度開きます。筆者環境ではなぜか開きませんでした…。日本語のパスが問題なのでしょうか。
MS Office HgはTortoiseHgのMS Office用フロントエンドとして動作します。そのため別途TortoiseHgのインストールが必要になります。また利用に際しては予めリポジトリを作成しておく必要があります。対応しているのはExcel、Wordで、今後PowerPointも対応予定になっています。
MS Office HgはWindows/MS Office用のオープンソース・ソフトウェア(GPL v2)です。
MOONGIFTはこう見る
仕事で扱うファイルは何においてもバージョン管理を行う方が良いでしょう。ファイルサーバ上に配置しておけばバックアップは確保されるかも知れませんが、日次処理に過ぎません。一日に何回も更新した場合は使えなくなります。また個人のローカルディスクは壊れて欲しくない時に限って壊れます。
Subversionはサーバ必須ですが、GitやMercurialであればローカルにリポジトリが作成でき、それをバックアップしておけばいつでも差し戻しが可能です。そうやってバージョン管理を適切に行っておけば、間違った更新時にも慌てることなく差し戻して作業が継続できるでしょう。