WebブラウザでFPSを実現するゲームエンジン「BananaBread」
BananaBreadはC++/OpenGLで作られたものをJavaScript/WebGLに置き換えたゲームエンジンです。
Webブラウザでどんなことができるのか、それを追求していくMozilla。今回はBananaBreadを紹介します。C++とOpenGLで作られたゲームエンジンSauerbratenをJavaScriptとWebGLで書き換えたゲームエンジンです。
データダウンロード中。Chromeでもプレイできますが、設定が必要です。Firefoxなら特に設定なく遊べます。
ゲーム中の画面です。LEVEL1では襲いかかってくる他のキャラクターを打ちまくります。
移動はAWSDです。マウスクリックで弾を撃ち、スペースキーでジャンプします。
9を押すとビューが切り替わります。自分のキャラクターの背中が見られます。
BananaBreadはそれなりに負荷はありますが滑らかに動作します。ついにFPSまで遊べるようになってしまったのかという感じです。後はネットワークで繋がった友達、インターネット上のプレイヤーと戦えるようになれば完璧ですね。
BananaBreadはJavaScript+WebGL製、zlibライセンスのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
Webブラウザだけでゲームができるようになると、インストールの手間もなくすぐに遊べるようになります(もちろん初回のデータダウンロードは大きいですが)。またGoogle ChromeやFirefoxなどのブラウザさえあればOSに依存もなくなるのが利点です。
現状のレベルではタブレットやスマートフォンで遊ぶにはちょっと辛いようですが、数年後にはスペックもあがって遊べるようになるでしょう。Webブラウザゲームが当たり前になれば、これまでの市場が大きく変化しますので、そこには新しいチャンスがたくさん眠っているはずです。