EngineAuthはGoogle App Engine上で使える多彩な認証ライブラリです。

Google App EngineではMySQL互換のリレーショナルDBも提供されるようになり、そろそろ触ってみようかと思っている人も多いのではないでしょうか。そんな時に使ってみたいのがEngineAuthです。多数の認証技術に対応した認証統合ライブラリです。


デモ画面です。多数のプロバイダーが確認できます。


こちらは例としてGoogleの認証をする所です。


無事認証できました。情報も取得できています。


ユーザ情報も取れています。

EngineAuthはOAuth1、OAuth2そしてOpenIDに対応しています。Google+、Facebook、Twitter、Yahoo!、LinkedIn、AOL、OpenID、MySpace、GitHubといったプロバイダが並んでおり、さらに独自のID/パスワード認証も可能です。

EngineAuthはPython製、Google App Engine用のオープンソース・ソフトウェア(Apache License 2.0)です。

MOONGIFTはこう見る

Google App EngineというとGoogleアカウントを使ったサービスを作るのに適したイメージがありますが、実際のところはFacebookアプリを作ったりmixiアプリに使ったりと外部サービスとの連携も十分にできます。GoogleもEC2ライクな自由度の高いサービスをリリースすると発表しましたが、この縛りが逆に楽というケースもあるでしょう。

大型なWebアプリケーションを本腰入れて開発しようとは思いませんが、ごく小さなWebアプリケーションをさくっと作るのに適したプラットフォームなのではないかと思っています。ちょっとしたフォーラムやフィードバック機能でログイン機能を追加したいといった場合にEngineAuthは便利そうです。

EngineAuth: Multi-Provider Authentication for App Engine

scotch/engineauth · GitHub