MySQL slow-query-log VisualizerはMySQLの時間のかかるクエリをWeb上で閲覧するソフトウェアです。

MySQLには実行時間の遅いクエリをログファイルに書き出す機能があります。単純にテキストに吐かれるだけなので分析に時間がかかってしまうのではないでしょうか。そこで使ってみたいのがWebブラウザベースの解析ソフトウェアMySQL slow-query-log Visualizerです。


サンプルです。データ量が多くないとあまり面白くないですね。


公式サイトより。曜日ごとに発生回数をグラフ化しています。

クエリログファイルをWebブラウザの画面にドロップするだけで解析処理が行われます。その結果はグラフに描かれる仕組みです。また、クエリは一覧で表示され、任意の文字でフィルタリングすることもできます。曜日と時間によって分析されるので対応すべきポイントが分かりやすくなるのではないでしょうか。

MySQL slow-query-log VisualizerはHTML5/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Webシステムを開発していてボトルネックになりやすいのがデータベースではないでしょうか。パラメータのチューニングで解決できる問題もありますが、総じてアプリケーション側の改善で解決すべき問題が多いように見えます。もう一つはインデックスやクエリの最適化で改善できる問題もあります。

そうした問題を探る上でも適切にログを取得しておくのは大事です。今は解析している時間がなかったとしても、蓄積しておけば役立つデータも集まるでしょう。データさえ集まれば後は解析できるソフトウェアを使うのみです。既にデータがあればMySQL slow-query-log Visualizerを使ってみましょう。

MySQL slow-query-log Visualizer - An HTML5 browser-based MySQL slow query log analyzer. - Google Project Hosting