Secure ShellはNative Clientで開発された、Google Chrome上で動作するSSHクライアントです。

Web OSが発展したとしてもリモートアクセスがセキュアにできないと普及しづらいよなぁ…そう思っていた時期が私にもありました。しかしそれを克服してしまうソフトウェアがSecure Shellです。何とGoogle Chrome上でターミナル/SSHクライアントとして動作します。


最初の画面です。接続先を入力します。root@localhost:22といった具合です。


接続を開始しました。日本語も表示できています。


普通のSSHクライアントとして問題なく使えます。

Secure ShellはNative Clientで開発されています。つまりローカルで普通にアプリケーションとして動作できるものです。ついにこの手のソフトウェアまで出てきたか…そう実感させられるソフトウェアです。

Secure ShellはGoogle Chrome用のソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Native ClientはIEでいうActiveX的位置づけで考えられています。しかしActiveXがローカルコンピュータ上全てにアクセスできるのに対して、Native Clientはサンドボックス化されているので自由度は低い一方、セキュリティは担保されています。JavaScriptと違ってネイティブに動作するので速度が高速という利点がある程度と言えます。

そしてNative ClientではC言語が使えるのでJavaScriptよりも便利なライブラリが多数存在し、高度なソフトウェアが実現できるでしょう。既存のC言語で作られたソフトウェアをポートしたり、現状ローカルで動くようなソフトウェアをChrome上で載せたりと今後Native Clientの実例が増えていくはずです。

Chrome ウェブストア - Secure Shell