mod_redisはRedisにHTTPでアクセスできるようにするApacheモジュールです。

Redisはセッション管理をはじめKVSとして便利に使われていますが、プロトコルが独特であるためにサーバとの通信くらいにしか使われていません。そこでJavaScriptからでもRedisを使いやすくするmod_redisを使ってみましょう。


インストールしました。mod_redisは名前の通りApacheモジュールとしてインストールします。


Redisを起動します。


HTTPからアクセスします。/redisがRedisへのアクセスになっています(設定で指定)。


別途Redisへデータを追加します(mod_redis経由でもできます)。


するとデータがきちんと読み取れました。

設定例です。

mod_redisではRedisAliasという指定によってURLやメソッドごとにRedisへのデータ追加、取得、削除を指定できます。JavaScriptと連携させるのに便利そうです。

mod_redisはApache用のオープンソース・ソフトウェア(BSD License)です。

MOONGIFTはこう見る

MongoDBやRedisといったKVSが活用できる幅が広がっています。多いのはサービス間のメッセージ保存場所であったり、セッション管理などですが、アイディア次第でさらに使える場面があるでしょう。既存のRDBMSをリプレイスするのではなく、向いた場面に適用していくのが最適です。

MongoDBはHTTPインタフェースがあるので、Webアプリケーションに組み入れられることが多いようです。Redisもmod_redisを使えば同様の使い方が出来ます。サーバや別サービスからデータを追加し、それをWebベースで受け取るといった使い方にぴったりです。

sneakybeaky/mod_redis